はるか昔、マグナの力と狂気に魅了された多くの人々によって
千年戦争—
この戦争の結末には謎が多い。
長きに渡る凄惨な戦いが、なぜ突如として終結したのか。
伝説は多くを語らず、ただひとつの結果だけを記していた。
そしてマグナから魔獣の姿が消え去り、平和が訪れてから数千年後。
かつての戦乱の傷跡も人々の記憶から失われつつあった時、
それは始まった。
禍々しく巨大な塔。
轟音と共に地上に落下した搭は、
大地を割り、海を荒らし、森を焼き払い、
人々の都市を一夜にして壊滅させてしまう。
そして、大地に突き刺さった搭からは―
祖先から伝え聞いてきた魔獣たちが再びその姿を現していた。
戦乱の再来。
そんなある日、「わたし」の前に、
不可思議な鎧を身にまとった女性が現れた。
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