制作の経緯
1993年にリヴァー・フェニックス主演、ジョルジュ・シュルイツァー監督で制作が進められていた
が、1993年10月31日にリヴァーが急死したため、撮影途中だった本作は主役不在での完成は
不可能とされ、長い間お蔵入りとなっていた。
タルタロス リバース RMT|Tartaros RMT だが、シュルイツァーが2007年末に大病を患い、余命わずかと宣告された。彼はキャリア最後
の作品として本作の完成を決意し、2009年に制作を再開。監督自らが大事に保管していたフィ
ルムの権利問題や未撮影シーンの再現など様々な壁を乗り越えて、2012年に完成[3][4][5]。
ちょうどリヴァーの没後20周年を迎えた2013年に公開にこぎ付けた。
あらすじ
タルタロス リバース RMT|Tartaros RMTかつて核実験場だったアメリカ西部の無人の荒野が果てしなく続く砂漠地帯。ある夜、車で旅
をしていたハリーとバフィーの夫婦は、車が故障してしまったが誰にも助けを求められず、途方
に暮れていた。
やがて2人は小さな光に導かれるようにして、一軒の小屋に辿り着く。そこにはネイティブ・アメリ
カンの血を引く青年ボーイが一人で暮らしていた。彼は妻を白血病で亡くして以来、世間との関
係を断って一人でそこに暮らしており、もうすぐ世界の終わりが来ると信じていた。
ボーイは美しいバフィーを見て生きる気力を取り戻し、バフィーもまたボーイの妖しく不思議な精
神世界に惹かれていく。しかし、ハリーはそんなボーイに反発、事あるごとに衝突する…。
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